徒然糞

徒然なるまま糞

とうめいなよどみ

発泡スチロール,石粉粘土,ジェスモナイト,着彩 180×175×145 2022 「とうめいなよどみ」は、身体・モノの関係と、その関係が持つ切り分けられない密接な空気の存在を元に制作を行なった。 本来道具というものは、自然界とそこに住む人間の橋渡しの役割があ…

ugly puzzle #3

「ugly puzzle #3」915×925×530/可変2022 発泡スチロール 石粉粘土 数字とアルファベットのビーズ 着彩 人が着飾る表面的な記号にも、その人の人間性は断片的に、でも確実に刻まれていると思う。 私は表情の断片に、星を散りばめた。 そこら中に散りばめられ…

💩

いつもイライラしてる黙ってイライラした分 一回口を開くと止まらないあんたは生まれた時から黙ってただひたすら怒ってたって親に言われた私は環境に対する日頃の鬱憤や個人的で収拾のつかない話は後に残らないように吐き出してきたつもり制作と生活の折り合…

filled membrane

(あふれた) コンクリート,塗料 60×80×45 2022 私は、人の存在を規定する上で生じる不明瞭な部分への探求を行う。人が関わりを持つ中で理解や具体化を行う過程に着目し、インターネットという仮想空間と入浴行為を手掛かりに制作を行う。仮想空間上で人が交…

nomadic list

発泡スチロール,ジェスモナイト,石粉粘土,アクリル絵具 130×140×90 2022 人は人と関わる時、相手を理解する為にその人の持つ特徴を探し出す過程を踏む。 その過程から、同時に人は相手との共通点や差異によって、自分自身についても理解する事ができる。 私…

水中駆動 個展 『ぼくなつ』

中山 琳太郎・後藤 天泉 による水中駆動 個展『ぼくなつ』 会場 新宿眼科画廊 スペースS 会期 2022.03.11(金)〜03.16(水) 概要:日頃、「遠くても近くに感じる」「近くても遠くに感じる」そんな相反する感覚におちいることはないだろうか。 2020年、情報空間…

進化不全

ジェスモナイト,ガラスマット 30×15×5 2021 本作品を制作した動機として、まず「自然発生」という考えがある。内臓という領域は、その本来の自由を奪う形での、物理的・科学的な干渉が可能ではあるが、自身の身体をもってしても、内臓の持つ本来の存在方法…

二人展『なに それ まじ -Neo Somatic Method-』

写真1: 壁面作品「ugly puzzle #1」-空間 手前立体作品「conic solid man」-量 写真2:右上立体作品「ugly puzzle #2」-空間 写真3:無題 -時間 写真4・5 : 撮影 weeb/KENMA studio(松本夏生) 写真6:「ranch」-身体 中山 琳太郎・wakapitch 二人展『なに …

bath room

(ゆあみ) 発泡スチロール,ジェスモナイト,石膏,ウレタンフォーム,ペンキ 110×130×165 2021 浴室の中で身体と既製品が重なる時、私たちは身体を通してモノの自我を知覚しているのではないだろうか。 有機体と無機体が密接に関わる浴室という空間を通して、生…

hazy view

石膏,墨,スタッフサイズ可変2021 人が自らへ持つ視点と、他人に持たれる視点は、 決して一致できないと思う。そして私は、 それらの間に互いが干渉出来ない薄い膜の存在をイメージする。 私は常から、人々の視点がもたらす形の規定と、 その曖昧さについて考…

pedigree case

石膏,白砂,石粉粘土,アクリルパイプ,墨,水性塗料サイズ可変2021 私は、存在の規定の在処はどこにあるのか、彫刻を通して探っている。その在処について自刻像を介し、像を象る型の内と外に視点を置いて考えてみた。 型という、形を持つモノとそうでないモノを…

numb stone

ウレタン,発泡スチロール,石膏,石,墨,水性塗料サイズ可変2021 子供の頃行っていた石の蒐集行為、 SNSで、心情を言葉やイメージを介して放出する行為、 亡き子が此岸の親へ行う、逆行した弔いによる、河原の石積みの造形行為。 この三つの要素を一つの形にイ…